『オーストラリア求職者必見!』 現地採用を目指す人のための面接準備マニュアル
Kazu
オーストラリアのメルボルンに在住7年。現地企業のデザインからのウェブサイト制作経験や、日本企業からのコーディング案件受注の経験多数。
オーストラリアでの就業を考えているけど、面接対策や履歴書の書き方が日本と違い戸惑いますよね。
私自身もオーストラリアに移住した当初は、履歴書のフォーマットや英語での面接などの違いに戸惑い、多くの時間を無駄にしました。
オーストラリアでの就職活動は、非ネイティブにとっては英語面接が大きなハードルとなります。
しかし、正しい準備と戦略を持てば、語学力に関係なく面接官に自分の能力をアピールすることは可能です。
過去には工場と運送業で5年間ほど働いていた経験があり、非ネイティブとして苦労しましたが、ここで紹介する対策を実践することで、就職の際の英語面接にも自信を持って挑むことができました。
非ネイティブとしてオーストラリアでの就職経験をもとに、現地で就職活動されている、もしくは今後の就職予定に方に向けてステップを紹介します。
この記事を読むことでオーストラリアでの面接の成功率を高め、キャリア構築のきっかけになるかと思います。
一度現地の企業で働く経験を積むと、他社も通りやすくなります。
1. 自己分析:自分の強みと弱みを知る
まず、自己分析から始めましょう。あなたの強み、弱み、過去の経験やスキルを明確に理解し、整理することが大切です。
あなた自身の強み、弱み、過去の経験、そして持っているスキルを深く理解することが必須です。この過程では、以下の点に注目しましょう。
- 強み: 自分が持っている独自のスキルや資質。例えば、チームワーク、問題解決能力、特定分野の専門知識など。
- 弱み: 自己改善が必要とされる領域。ただし、面接ではこれらを改善するための努力や計画についても話せるように準備しておくことが重要。
- 過去の経験: 具体的な成果や、過去の職場での経験を通じて学んだ教訓。
- スキル: 職場で直接役立つ技術的能力や、コミュニケーション能力のようなソフトスキル。
2. 履歴書とカバーレター
次に、カバーレターと履歴書をその応募企業に合わせてカスタマイズします。さらに、必要な書類の準備と整理方法も確認しておくことが重要です。
- 履歴書: 応募する職位に合わせて履歴書をカスタマイズします。職務経歴書には、特にその職位に関連する経験やスキルを強調しましょう。できれば採用担当者は忙しいので、1ページで収めましょう。
- カバーレター: 履歴書と合わせて、カバーレターもその職位に特化して書くことが大切です。あなたの興味、その職位に対する熱意、そしてなぜ自分がその職に最適であるかを具体的に記述します。
3. 必要な書類の準備と整理
- 書類準備: 面接時に必要となる可能性のあるすべての書類を事前に準備しておきます。これには、推薦状、資格証明書、過去の業績を示す資料などが含まれます。
- 犯罪歴証明書
- birth certificate
- 整理方法: 書類は整理され、容易にアクセスできるようにしておくことが重要です。重要書類であっても、デジタルコピーを用意し、必要に応じて迅速に提出できるようにしておきましょう。
4. 企業研究、市場調査
応募する企業について徹底的に調査しましょう。企業の文化、価値観、ビジョン、そして業界内での位置づけを理解することが重要です。これは、面接で自分がその企業にとって価値のある人材である理由を説明する際に役立ちます。
- 企業研究:面接で役立つ情報の探し方
- 業界トレンドの理解と活用
- 面接官を知る:LinkedInでのリサーチ
5. 面接のための英語スキル強化
英語スキルの強化、特に業界固有の用語や表現の習得が重要です。また、発音練習を通じてコミュニケーション能力を高めることも、面接での成功につながります。さらに、一般的な面接質問に対する回答を練習し、具体的な例を用いて自己紹介や過去の経験を説明する方法を習得しましょう。
まずはその業界で使う単語や言い回しをYouTubeなどから集めて覚えましょう。ここで重要なのが、的を絞ってフォーカスすることです。ここでTOEICなどの勉強をしてもほとんど意味がありません。オーストラリアでの就業を決めた日から面接で使う英語にフォーカスしましょう。
面接で通るだけのフレーズなどを覚えて口から出るように練習することが大切です。
入社さえしてしまえば、日常会話などの英語力はそこから鍛えれば大丈夫です。
発音の練習: 明瞭な発音はコミュニケーションをスムーズにします。オンラインのリソースを利用して、特に難しいと感じる音の発音練習を重ねましょう。
業界用語を英語で習得
応募する業界特有の用語や表現を理解し、適切に使用することで、専門知識をアピールし、面接官に好印象を与えることができます。
専門用語の単語集を作り、自分で例文を作ってChatGPT に文法などの訂正をしてもらい、何度も口に出して練習しましょう。
6.一般的な面接質問への対策
面接成功の鍵は準備にあります。自己紹介や「なぜこの職に応募したのか」などの基本的な質問から、過去の経験や困難をどのように乗り越えたかといった行動指向の質問まで、幅広い範囲にわたる練習を行いましょう。また、それぞれの回答において、具体的な例を用いて自己の経験を説明することが重要です。
個人的な質問とキャリアの目標
- Tell me about yourself.(自己紹介をしてください。)
- What are your strengths and weaknesses?(あなたの強みと弱みは何ですか?)
- Where do you see yourself in five years?(5年後、自分がどのような立場にいると思いますか?)
- What motivates you?(あなたを動機付けるものは何ですか?)
- Why are you leaving your current job?(現在の仕事を辞める理由は何ですか?)
経験と能力に関する質問
- Can you describe a challenging work situation and how you handled it?(困難な仕事の状況と、それをどのように乗り越えたかを説明してください。)
- How do you handle stress and pressure?(ストレスやプレッシャーにどのように対処しますか?)
- What is your greatest achievement?(あなたの最大の成果は何ですか?)
- How do you prioritize your work?(仕事の優先順位をどのように決めますか?)
- Describe your work style.(あなたの仕事スタイルを説明してください。)
チームワークと対人関係
- Describe a time when you had to work closely with someone whose personality was very different from yours.(性格が自分と大きく異なる人と密接に協力した経験について説明してください。)
- Have you ever had difficulty working with a manager?(上司と仕事をする上で困難を感じたことはありますか?)
- How do you deal with conflict in the workplace?(職場での対立にどのように対処しますか?)
- What do you expect from a supervisor?(上司に何を期待しますか?)
- Give an example of a time you worked in a team.(チームで働いた経験について具体例を挙げてください。)
会社に関する質問
- Why do you want to work here?(なぜ当社で働きたいと思いましたか?)
- What do you know about our company?(当社について何を知っていますか?)
- How do you think you can contribute to our company?(当社にどのように貢献できると思いますか?)
- What challenges are you looking for in a position?(仕事でどのような挑戦を求めていますか?)
- How do you evaluate success?(成功をどのように評価しますか?)
業界固有の質問
- How do you stay up-to-date with industry trends?(業界のトレンドにどのようについていきますか?)
- Can you describe your experience with [specific skill or tool]?([特定のスキルやツール]に関する経験について説明してください。)
- What projects have you worked on that are related to our industry?(当業界に関連するプロジェクトにどのように取り組みましたか?)
- How would you deal with a situation where you’re unfamiliar with a task?(見慣れないタスクに直面した場合、どのように対処しますか?)
- Describe a time when you had to learn something new quickly.(新しいことを素早く学んだ経験について説明してください。)
会社に着いた時の対応方法
受付があるところでは、
Hi, my name is OOO, I have an appointment with OOO at 3PM for an interview today.
などと言えば担当者を呼んでくれるので、担当者の名前は必ず覚えておきましょう。
- 面接前夜:準備チェックリスト
- 面接当日の服装とエチケット
- 面接場所へのアクセスと時間管理
面接後のフォローアップ
これは応募者が興味をもっているんだなということで、比較的いいアクションです。
- お礼のメール:いつ、何を書くべきか
- 面接がどうなったか聞いてくる
- フィードバックの求め方
- 次のステップ:オファーがなかった場合の対処法
その他メンタル面や、面接に臨む姿勢
自信を持って表現する, 自信を持った話し方
言葉が少し悪いですが、オーストラリアでは自信のない人は踏み台にされやすいです。言語に自信がなくても、自分の言いたいことをはっきりと伝える姿勢が重要です。聞き返すことを恐れず、自分の意見や考えを明確に伝えましょう。
緊張感の軽減: 深呼吸やリラクゼーションテクニックを使って、面接前の緊張を和らげます。また、ポジティブな思考を心がけることで、自信を持って面接に臨めます。
コミュニケーションのクリアさ
シンプルな表現を用いる: 複雑な文法や長い文よりも、短くシンプルな文を使って、ポイントを明確にします。これにより、誤解を避け、伝えたいことを正確に伝えることができます。
確認を怠らない: 質問の意図が不明瞭な場合は、遠慮なく質問の意味を確認しましょう。これにより、誤解を防ぎ、的確な回答を行うことができます。
文化適応能力を示す方法
オーストラリアの職場では、チームワークと多様性が非常に重視されます。自分がどのようにしてチームに貢献できるか、また、多様性を持ち込むことでどのように価値を加えられるかを具体的に示しましょう。
オーストラリアでもチームワークを重視する会社が多く、率先して発言する力が求められます。
ローカルの人ではなく、外国人である私たちを採用する下記のようなメリットを答えればOKです。
- 多様性がありユニークな考えや思想がある
- 言葉の壁など何でも乗り越えてきたので、何でもできる自信がある
非ネイティブであることは、多様性を重視するオーストラリアの職場であればあるほど、新たな視点やスキルをもたらすチャンスです。適切な準備、自信、そして前向きな姿勢で、言語の壁を乗り越え、成功を掴み取りましょう。
職場文化の理解: オーストラリアの職場文化やビジネス慣習について学び、面接でそれを反映させましょう。チームワークを重視する姿勢や、イニシアティブを取る能力をアピールすることができます。
オーストラリアの職場文化やビジネス慣習を学び、それを面接でうまく反映させることが重要です。チームワークを重視する姿勢や、主体性を持って行動する能力が求められます。
柔軟性と適応性の強調: 新しい環境やチームにスムーズに適応し、貢献できる自分自身の例を挙げて説明します。新しい環境やチームにスムーズに適応し、貢献できる自分を示すことで、採用担当者にポジティブな印象を与えます。
- 現地文化への適応とその重要性
- 跨文化コミュニケーションスキル
- 文化的な差異に対応する姿勢
- オーストラリアの面接で避けるべきこと
- 英語ネイティブ面接官によくある誤解
1. 聞き手を惹きつけるストーリーテリング
- パーソナルストーリーを準備する: 自分自身について話す際には、職業的な成果だけでなく、個人的な経験や趣味、興味も交えることで、面接官との共感を生み出します。
- STAR法を利用する: 状況(Situation)、タスク(Task)、アクション(Action)、結果(Result)の順で物語を構成し、具体的な例を用いて自分のスキルや達成を伝えます。
- 文化的背景を価値に変える: オーストラリアの職場は多様性を重視します。自身の文化的背景や視点がチームやプロジェクトにどのような独特の価値をもたらすかを強調します。
2. 質問へのインパクトのある回答方法
- ポジティブな言葉遣いを心がける: 挑戦や困難に直面した時の話でも、それを乗り越えた方法や学んだ教訓に焦点を当てることで、ポジティブな印象を残します。
- 簡潔かつ具体的に答える: 長々と話すのではなく、ポイントを押さえた回答を心がけます。具体的な数字や成果を引き合いに出すことで説得力を増します。
- 質問の意図を理解する: 質問の背景にある意図を考え、それに応じた答えを用意します。不明な点があれば、適切に質問して確認することも大切です。
3. ノンバーバルコミュニケーションの活用
- アイコンタクトを保つ: 自信と誠実さを示すために、面接官とのアイコンタクトを保ちます。
- 適切なボディランゲージを使う: 閉じた姿勢を避け、開放的なボディランゲージを意識します。手を組んだり、腕を組んだりせず、相手に対してオープンな姿勢を示すことが大切です。
- 服装と外見を考慮する: オーストラリアの職場環境に合わせた、プロフェッショナルな服装を選びます。清潔感があり、整った外見は良い印象を与えます。
Job Agencyを利用する(派遣会社)
日本の派遣会社のように面接や書類の書き方など教えてくれる所はありませんが、お仕事を紹介してくれる可能性があります。
まとめ
オーストラリアでの就職面接への準備は大変ですが、給料の高い仕事が多く、英語も学ぶことができやりがいがあります。
面接では自信を持って自己表現をはっきりし、多様性を重視するオーストラリアの職場文化に適応することが求められます。面接は双方向の選考過程であるため、自分にとっての最適な職場かどうかを見極めるためにも、企業への質問を準備しましょう。
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オーストラリア在住歴7年。現地で英語学習後に日本語教師 → 工場就職 → 海外WEB開発ディプロマを取得→フリーランス。現在は余った時間をプログラミング&ブログに費やして生きています。
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